みんな仲良し、平和なネルフ。誰も死なせず、一致団結して使徒に立ち向かう!
 美しい世界ですね。原作とは違い、エヴァ2ならそれが可能です。
 でも、こうも思ったことはありませんか?

「周りのキャラがどんどん死んでいくところを見たい」

 エヴァ2ならそれも可能なのです。

 このページは、そんなあなたに贈る暗殺指南書。
 どうぞ自己責任にて御利用ください。

 ・まずは条件を確認
 ・さあ、実践
 ・注意すべきこと
 ・応用・発展編

まずは条件を確認

 一言で暗殺と言っても2種類あります。
 1つは機密に近付いた人物の処刑。もう1つはゲンドウへの見せしめのための処刑。

 各暗殺イベントの発生条件とその対象者は、コンプリートガイドによると以下の通りです。

●機密に近付いた人物の処刑(以降、「機密暗殺」と呼びます)
 「初号機による使徒の捕食」か「ロンギヌスの槍の使用」のどちらかが起きている。
 シリアスモードである。

 対象者:機密情報レベルの合計×力欲(機密情報を求めたいという欲求)が最も高いキャラ。PC、ゲンドウも含まれる


 この「ロンギヌスの槍の使用」は、おそらくアラエル戦での使用のみを指しています。アラエル以外の使徒に使ってもイベント発生条件を満たさないようです。
 なお、PCの白兵技能が20以上なら自動的に暗殺を阻止します。
 1回目の暗殺(未遂含む)が発生済みで、なおかつ「使徒の捕食」「ロンギヌスの槍の使用」の両方が発生していれば、2回目の暗殺が実行されます。これを阻止するにはPCの白兵技能が30以上必要。
 とはいえ実際には、2回目以降の暗殺を見ることはほとんどないでしょう。PCシンジで狙わない限り、「使徒の捕食」なんて滅多に起こらないのですから。
 よって、この暗殺は最大5回まで発生しますが、3回目以降の発生条件・阻止条件についてはひとまず割愛。こちらの項にまとめておきます。

●見せしめの処刑(以降、「見せしめ暗殺」と呼びます)
 戦闘時にロンギヌスの槍、またはダミープラグが使用される。
 上記の理由でゼーレが、ゲンドウに対する見せしめが必要だと語っている。
 シリアスモードである。

 対象者:ゲンドウからの人物評価(友情・愛情・親愛の合計値)が最も高いキャラ。PC、ゲンドウは含まれない


 機密暗殺と異なり、見せしめ暗殺の場合は、通常使徒戦(サキエル、シャムシエル、ラミエル、マトリエル、ゼルエル、アルミサエル戦)での「ロンギヌスの槍の使用」も発生条件に含まれます。
 通常使徒戦での槍投げは、「ロンギヌスの槍搬入イベントが終わっている」「アラエル戦がまだ起きていない」ことを前提として、「使徒にゼロエリア手前600mまで近付かれた時」に一定確率で発生します。使徒のジオフロント侵攻を阻止するため、ゲンドウがロンギヌスの槍を用いての殲滅を命令するのです。

 ダミープラグの方は、「リツコがダミープラグを開発済みである」「イスラフェル、アルミサエル、タブリス以外の通常戦闘である」のを前提として、「戦闘中にパイロットのATが30以下になり、エヴァを動かせなくなった時」に使用されます。結構シビアな条件なので、ダミー発動を狙って起こすのは難しいです。見られたら儲け、くらいの気持ちで。

 見せしめ暗殺は最大8回まで発生。
 阻止に必要なPCの白兵技能は、1回目は30以上、2回目は40以上、3回目は60以上、4回目は80以上、以降は90以上。


 機密暗殺と見せしめ暗殺。2種類の暗殺の違いを頭に入れておいてください。

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さあ、実践

 普通にプレイしている分には、アラエル戦後に発生するそれぞれ1件ずつの機密暗殺、見せしめ暗殺しか見られないことでしょう。2人しか殺されません。しかも「ゲンドウからの評価が最も高い人物」は余程のことがない限りレイですから、見せしめ暗殺は3人目、4人目のレイを生み出すだけで(と言ってしまうのもアレですが)終わってしまいます。
 ではNPCが続々と死んでいくような事態はどうすれば起こせるのか。
 ここで注目したいのが、見せしめ暗殺の対象者。ゲンドウ及びPC自身は暗殺対象に含まれません。大抵の場合、見せしめに殺されるのはレイですが、そのレイがPCなら殺されることはないのです。殺されるのはレイの次にゲンドウから気に入られている人物になります。

 もうお分かりでしょう。そう、NPC殺しまくりプレイとはPCレイでロンギヌスの槍を投げまくることなのです。

 ロンギヌスの槍を投げるのが零号機=レイの役目であることも実に都合よく作用します。通常戦闘が始まったら、使徒から離れた安全な場所で傍観していればいいだけ。そのうち使徒は初号機・弐号機を倒し、あるいは振り切り、ゼロエリアへと進んでいってくれます。残り600mまで近付いたところで、一定確率でゲンドウが「レイ、ドグマを降りて槍を使え」と言い出し、後はオート進行。自動的に槍が投げられます。
 バルディエルにだって投げられます。勿論その場合、戦闘後にトウジの姿はありません。誰か止めてやれよ、とツッコミたくなるくらい容赦なしです。
 なお、槍はちゃんと後で回収されますので御心配なく。宇宙に投げない限り何度でも使えます。

 使用シナリオは「レイ、心の向こうに」よりも「補完される心」がオススメ。
 「レイ、心の向こうに」だと、まずは加持を来日させないことにはロンギヌスの槍も搬入されません。これだけで早くても第3話までかかるのに、その間にも戦闘は進んでいってしまいます。既にサハクィエルなどは殲滅済みの扱いのためイベント戦闘で時間を稼ぐことも出来ず、結果、槍を投げる回数が減ってしまうのです。
 その点、「補完される心」だと加持が来日済みな上にガギエル以外の使徒が丸々残っているので、最速第2話でロンギヌスの槍搬入イベントを起こせば、後はやりたい放題出来ます。戦闘のたびに槍を投げ、シリアスモードを保ちさえすれば、どんどんNPCが殺されていくのです。
 殺される順番=ゲンドウに気に入られている順番ですから、彼の人間関係を温かく垣間見てやってください。

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注意すべきこと

・イベント戦闘でハマり、ゲームオーバーになってしまう

 戦闘で傍観を決め込むため、どうしてもシンジやアスカを見殺しにすることが避けられません。必然的に2人は入院機会が増え、ATも低くなりがちです。
 通常戦闘ならロンギヌスの槍で必ず勝利を得られるのですが、イベント戦闘であるサンダルフォン、サハクィエル、レリエル、アラエル戦ではパイロットキャラのATのみで戦闘結果が決まるため、ATの合計が一定値以下だと自動的に敗北が決定します。サードインパクトを起こされてゲームオーバーです。
 ちなみにタブリス戦も、シンジがAT30以下だと初号機を起動させられず、よってカヲルを追い掛けられず、サードインパクトを起こされてゲームオーバーになってしまいます。追って来てもらえないままリリスの前に辿り着いちゃったカヲルの心境や如何に。

 閑話休題。

 暗殺プレイの性質上、シンジとアスカのATが低くなるのはやむを得ないと割り切りましょう。その上で、イベント戦闘での敗北をどう回避するかですが、とにかくアラエル以外のイベント戦闘は序盤のうちに済ませることです。後半に進むにつれて使徒の戦闘力は増し、勝利するために必要なAT値も高くなってしまいますから。序盤なら大した被害も出さずに倒せます。アラエルを倒すと槍が使えなくなるので、こればかりは後半に回さざるを得ませんが。
 トウジやカヲルをパイロットに加えるのは、あまりお勧め出来ません。ATの高い彼らが参戦すると、ロンギヌスの槍を投げる間もなく使徒が倒されかねませんので。そもそもカヲルを四号機パイロットに出来るくらいシンジのATが高ければ、イベント戦闘云々で悩む必要はないですね。


・シリアスモードにならない

 ロンギヌスの槍の搬入も、ゼーレが見せしめの必要を語るのも、暗殺が起きるのも、全てシリアスモードです。逆に言えばシリアスモードにならなければ、どれだけ槍を投げようと暗殺が起きることはありません。
 シリアスモードにするには、ネルフ本部に入り浸ることです。一日の大半をネルフで過ごし、NPCといちゃいちゃしすぎなければ自然とシリアスに移行するはずです。ハッキングをするのも効果的ですが、やりすぎてレイ自身が機密暗殺の対象にならないように。
 でも元々暗殺出来る人数には限りがありますから、全話シリアスモードで通す必要はありません。1話ずつくらいなら恋愛モードや学園モードを挟んでも大丈夫です。キスハグを交わした相手に死なれるのも、それはそれで乙なものですよ(笑)。


・目的のキャラが暗殺されない

 ペンペンは暗殺不可です。ゼーレもそこまで非道、もしくはお間抜けではありません。

 ゲンドウに気に入られている人物から順番に殺されていきますから、早くに暗殺されてほしいキャラがいるなら、そのキャラとゲンドウの双方に「仲良くして」と頼むことです。
 それでもゲンドウからの人物評価的に、どうしても暗殺されやすいキャラと暗殺されにくいキャラというのは出てきます。
 以下が、ゲンドウ→NPCの初期人物評価一覧です。「使徒、襲来」シナリオ準拠での評価ですが、「補完される心」シナリオでも大体こんな数値のはずです。

友情、愛情、親愛シンジアスカレイミサト冬月リツコマヤ
-16,8,718,-21,3026,62,896,14,3038,-18,27-3,28,-64,14,31
友情、愛情、親愛日向青葉加持ヒカリトウジケンスケカヲル
28,-17,3128,-17,3128,-18,31-3,0,118,-18,118,-18,118,-18,11

 レイの評価の高さが際立ちますな……。アスカも案外可愛がられています。
 冬月は初期評価だと高いのですが、老人同士(失礼)では人物評価の伸びが悪いので、実際には若いキャラの方が評価が高くなりがちです。

 コンビニかレイのマンションでしかゲンドウと会うことのないケンスケ、ヒカリは、さすがに暗殺される可能性はかなり低いです。どうしてもというなら、レイのマンションで彼らとゲンドウが鉢合わせした時に何とか盛り上げてやるしかないですね。
 ネルフに出入り出来るトウジ、カヲルの暗殺はもう少し楽でしょうが、それでもやはり厳しいです。彼らより評価の高いキャラはたくさんいますから。
 暗殺最難関なのがシンジ。ゲンドウからの評価が無茶苦茶低いです。本人はそれ以上にゲンドウを嫌っていますし、ATが低くて引きこもりがちなので、ネルフに姿を現すこと自体多くありません。嫌い合っているゲンドウと仲良く会話するなんて、更に稀です。PCゲンドウでさえシンジと仲良くなるのは難しいのに、NPCゲンドウに期待出来るわけがありません。シンジの見せしめ暗殺を見ることが出来た人は誇っていいと思います(笑)。
 まぁ、暗殺という手段にこだわりさえしなければ、疎開なり殲滅なり戦死なりで彼らに退場してもらうことは充分可能ですので安心してください。というか、プレイの性質上終盤には自然とそうなるでしょう。

 結構生き残りがちなのがリツコ。
 評価を見てもらえればお分かりでしょうが、ゲンドウの彼女への評価は低いです(哀)。唯一、愛情だけはそこそこですが、NPCはすぐにおだて合いますから伸びが期待出来ません。結果として、リツコが見せしめ暗殺される可能性は低くなります。彼女を暗殺したいなら、機密暗殺の方が望みがあるかもしれません。

 余談ですが、管理人が以前やった暗殺プレイで、ネルフ職員が次々と殺されていく中でシンジ・アスカ・冬月・リツコが残ったことがありました。アスカはともかくとして、ただの一部下より息子と同志と愛人が後回しなのは人として間違っていると思わないのか、ゲンドウっ!?


・ロンギヌスの槍を投げる事態にならない

 シンジやアスカに使徒を倒されたらリセット。
 槍を投げる間もなくアルミサエルに侵食技を繰り出されたらリセット。
 ゲンドウが槍投げ命令を出してくれなかったらリセット。

 暗殺プレイはリセットとの闘いです……(遠い目)。


・暗殺を阻止しちゃった

 暇だからといって射撃訓練に勤しまないでください。

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応用・発展編

・ついでに低ATも楽しんじゃおうプレイ

 戦闘はロンギヌスの槍を投げるだけでOKですから、勝利を収めるためにレイのATを上げる必要はありません。エヴァの操縦に最低限必要な、30以上のATさえあればいいのです。
 AT50以下で壁を殴れるようになり、AT40以下では愚痴ったり、叱られたり、泣きついたりが出来ます。AT35以下なら家出も可能。普段なら出来ないことをあえて楽しんでみてください。


・何人死なせられるかなプレイ

 通常の暗殺に加えて、初号機によるカヲル殲滅と、参号機のバルディエル化が必須です。
 とにかく1人でも多く死に追いやりましょう。


・そして世界に2人だけプレイ

 残りキャラが8人以下になった時点で強制的に終末モードへ移行し、A-801しかイベントが起こらなくなります。
 ここでは「最終的に残るキャラを1人でも減らすこと」に主眼を置きましょう。

 とりあえずトウジはパイロットにしないまま進めます。カヲルは殲滅されてもらいましょう。
 順調に暗殺を重ね、最終使徒アラエル戦を前に、レイの他にはパイロット1人とゲンドウ、トウジ、ケンスケ、ヒカリ、ペンペン、ネルフ関係者2人の計8人しか残っていない、そして第3新東京市には甚大な被害が出ている――という状態に持ち込めばほぼ成功です。
 アラエル戦でまず間違いなくレイ以外のパイロットは死亡し、街は壊滅、学校は閉鎖となります。最終話ではレイとゲンドウとネルフ関係者2人しか残りません。
 そんな状況下でも、アラエル戦後ですから見せしめ暗殺に加えて機密暗殺も発生します。
 殺されるのは2人、生き残るのも2人――。ここまでくるとレイ自身が機密暗殺される確率も高いです。リセットで暗殺対象者が変わることも起こり得ますから、最後の最後で殺される側に回るもよし、最後まで生き延びて、たった2人の地下生活を満喫するもよし。この終末感たっぷりな世界をお好きなようにお楽しみください。
 まぁ、レイとゲンドウだけの世界というのもアレですが。リツコとゲンドウだけの世界もかなりアレですが。


・レイ以外で暗殺を目指すぜプレイ

 レイ以外のPCで暗殺プレイ。やるとすればシンジで機密暗殺を狙うのが一番楽です。
 殺したい相手がいるなら早い段階でサングラスや出張計画書や極秘報告書などをプレゼントし、力欲を高めてやりましょう。まぁ、そんな暗躍をしているシンジ自身が暗殺される可能性も高くなりますが。

 2回以上の機密暗殺を起こす条件は、上でも書きましたが「アラエル戦」及び「初号機による使徒の捕食」。
 初号機が使徒を食べるには、以下の条件が揃うことが必要です。

 ・タブリス、イスラフェル、バルディエル以外の通常戦闘である
 ・過去に初号機の暴走が起きている(高揚モード(注)にて初号機の耐久度が30%以下、あるいはシンジのATが30以下、あるいは内蔵電源が0になることで暴走します)
 ・シンジのATが(100−使徒登場回数×4)以上である
 ・高揚モード(注)である
 ・初号機がダミープラグを使用中ではない
 ・初号機が使徒に攻撃を受け、耐久度が50%以下になった、あるいは内蔵電源が0になった

 (注)高揚モード=戦闘時に、以下の条件のいずれかを満たすことで選択されるモード。
  ・「行かせてください」とゲンドウに頼んで出撃
  ・1機のエヴァだけで出撃
  ・遼機が使徒に倒され、PCパイロットが仲間を案じる台詞を言う


 手っ取り早い方法としては、とにかくシンジのATを上げ、仲のいいパイロットを戦闘で撃沈させ、ケーブルを切ってわざと内蔵電源を減らし、使徒の目の前で電源0になってわざと攻撃を食らうことです。強化シールドを装備していれば無傷で済みます。
 ただ、相手がシャムシエルやアルミサエルだと華麗に素通りされる確率高し。サキエルやゼルエル辺りが手頃です。

 機密暗殺は5回まで発生可能。
 以下にそれぞれの発生条件と、阻止に必要なPCの白兵技能をまとめておきます。

 1回目=アラエル戦か捕食が起きている(白兵技能20)
 2回目=アラエル戦と捕食の両方が起きている(白兵技能30)
 3回目=2回目の暗殺が起きている(白兵技能40)
 4回目=戦闘でダミープラグを使用している(白兵技能60)
 5回目=4回目が発生している(白兵技能80)

 3回目までは何とかなるでしょうが、4回以上となると難しいですね。バルディエル戦ならATの高さに関係なくダミープラグを使用出来るものの、そもそも参号機をバルディエル化させる=トウジのATを60以下にするのが容易じゃありません。やるなら序盤で済ませた方がいいでしょう。体調悪化でATが低くなりがちな、授業終了直後が狙い目です。

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